設計屋
     
     
   

ワークフロー

設計監理のプロセス
 
1. インタビュー
建物に対する要望をヒアリングします。
内容は抽象的なほど、計画に幅が出ていい家ができます。
例えば、外で食事がしたいとか、トイレで本が読みたいとか。
2. 調査  (敷地・インフラ・法規):1週間程度
敷地や周辺の状況、水道やガス、法規制などの調査を行ないます。
3. 計画案作成・打合せ  1案1週間程度・複数回打合せ
計画案を作成し、打合せを行います。
この段階で納得するまでプランを練り上げます。
プレゼンテーションとして、平面図と模型などで確認してゆきます。
4. 基本設計  3〜4週間程度
配置・平面・立面・断面・仕上などの基本的な設計図を作成します。
また、コンセントや洗面器など設備の計画を同時に行ないます。
基本設計図でこれまでの打合せ内容の確認して頂きます。
5. 実施設計  4〜6週間程度
建具や構造などの詳細な設計図や設備図を作成します。
この実施設計図に基づき、工事費の算出と実際の工事が進められます。
6. 建築確認申請  3週間程度
工事を行なうための建築許可の申請を行います。
7. 工事請負業者の選定  見積り期間を含め4週間程度
設計図を工事業者に渡し、工事費の見積りをしてもらいます。
数社に見積りを依頼し、より安く安心できる業者と請負契約を結びます。
8. 工事監理  5〜7ヶ月程度
工事が要望通りに行われているかをチェックします。
また、内外装のコーディネイトや工程管理などを行ないます。
9. 引渡し
  インタビューから引渡しまで、住宅等で概ね1年かかります
完成検査を行い、不具合箇所の修正指示と是正確認を行ないます。
取扱い説明・引渡しに立ち会います。
建築家は、発注者の立場に立ち、発注者の利益のため工事全体を統括します。

工務店の設計施工では工事費の不透明さ、不良工事隠蔽の心配、古典的な間取りなど、家のクオリティ確保は難しく、ハウスメーカーでは、展示場の整備やCM、膨大な営業マンや開発費など、
工事費の約4割は経費に当てられていると言われています。

適正な工事費で、より高い品質を持った家を、新鮮なアイディアでかたちにする。
それが建築家の仕事です。発注者にも多少の時間と思考が必要ですが、
夢を現実にするため、そのプロセスを一緒に楽しんでください。
きっと、すばらしい生活が待っています。